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技術情報

JIS対応の低圧用避雷器とは

白山ジャーナル

●今までの避雷器
従来、電力線に関する雷サージの試験波形は、代表的な波形として誘導雷を想定した8/20μs(電流波形)、1.2/50μs(電圧波形)が使用されていました。 これらの波形に加え、JIS規格では直撃雷を想定した波形として10/350μs(電流波形)の試験波形も加わり、各波形に対応する SPDの試験方法を定めクラス分けを行っています。 また、SPDの安全性能についても規定されています。これによりJIS対応避雷器であれば、SPDを選定する際の基準が明確になったことや、安全性能が保証されていることになり、購入者が適切な避雷器を選定しやすくなっています。

また、避雷器に関するJIS規格はIEC規格で制定されている内容をJIS化したものであり、国際規格と統一した規格となっています。
●JIS対応避雷器
避雷器の規格として発行されたJIS C 5381-1「低圧配電システムに接続するサージ防護デバイスの所要性能および試験方法」は、雷サージ性能や安全性能が明確に記載されたIEC規格の翻訳版としてJIS規格化されたものであり、世界的に統一された規格となっています。  JIS規格に準拠している避雷器とは、JIS C 5381-1に定められた試験性能を満足している避雷器です。
試験分類はクラスⅠ~Ⅲの3種類があり、クラスごとに雷サージに対する性能が違い、設置場所等により使い分けることができます。表2に各クラスの主な性能と使用用途を示します。

クラス

適用されるサージ波形

推奨される使用用途

クラスⅠ

 電流波形:10/350μs

 一般的に高被雷場所
 (直撃雷の影響を受けやすい場所)
 例:建築物の配電システムの引き込み口等

クラスⅡ

 電流波形:8/20μs

 一般的に低被雷場所
 (誘導雷の影響を受けやすい場所)
 例:分電盤等

クラスⅢ

 コンビネーション波形
 ・電圧波形(開回路):1.2/50μs
 ・電流波形(閉回路):8/20μs

 一般的に低被雷場所
 (誘導雷の影響を受ける恐れのある装置等)
 例:端末機器等

JIS対応SPD(サージ防護デバイス、避雷器)として当社では太陽光発電システム、低圧配電システムにおける雷対策製品をご紹介します。
また、直撃雷/誘導雷を考慮した選定には、以下をご活用ください。

 直撃雷対策  太陽光発電設備用SPD PV-M-BS-R-12.5
 低圧配電システム用SPD M-BS-R-50
 低圧配電システム用SPD M-BS-R-25
 低圧配電システム用SPD G-BS(B2S)
 通信・信号用SPD DX
 誘導雷対策  太陽光発電設備用SPD PV-M-C-R-40
 太陽光発電設備用SPD PV-M-C-R-40/550
 低圧配電システム用SPD M-C-R-40
 低圧配電システム用SPD G-C
 低圧配電システム用SPD MG-C-R-80 (1+1)
 低圧配電システム用SPD MG-C-R-120 (2+1)
 低圧配電システム用SPD MG-C-R-160 (3+1)
 低圧配電システム用SPD M-C-R-80 (2+0)
 低圧配電システム用SPD M-C-R-120 (3+0)
 低圧配電システム用SPD JC-230
 低圧配電システム用SPD M-D-R-10
 通信・信号用SPD DT
 同軸用SPD C-□□□シリーズ

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